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野山のおるごーる仙人

木と音楽を愛する老人のブログです。 定年退職してからは毎日、携帯圏外(時々繋がることもあります?)の山の中に隠ってライフワークの木工に励んでいます。 最近はオルゴールの音色に魅せられて作品の70%以上がオルゴールです。

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2016年7月

2016年7月31日 (日)

バンドソーの改良

製材用のバンドー君ですが松等のヤニの多い材を加工するとどうしてもプーリーの表面にヤニと切粉がこびりついて固着してしまいます。
この微妙なプーリーの変形により製材中にブレードが前後に移動したりブレードのビビリや振動も大きくなり、まっすぐ切れない原因になったりもします。

こまめに掃除すればいいのでしょうが、元来じゃまくさがりな者で、何とかこれを軽減する方法を以前から考えていたのですが・・・先ずは機械をバラして観察です。

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ところが下の駆動側のプーリーはピッカピカできれいなものです!

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下のプーリーには真鍮板のスクイジー状のスイーパーがセットされていてプーリー表面に付いた切粉やヤニをこそげ落としてしまいます。

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なぜ、上のプーリーにはスイーパーが付いていないのか?
それは上のプーリーはブレードにテンションを掛けるために上下方向に移動する構造のため、取付け方法が複雑になるのです。
最近のバンドソーにはブラシがセットされている物もあります。私も試しに以前ブラシを取付けてみましたがほとんど効果はありませんでした。
最近のゴム車であればブレードとの接触圧が小さいのでヤニや切粉が固着しにくいので効果があるのかもしれません。

本当はプーリーの上下移動する軸受けからステーを出してスイーパーを付けるべきなんですが構造上、機械的強度を持たせるのが無理なので本体フレームにタップを立てて鉄製アングルを固定し、そのアングルにバネ性を持たせた真鍮板のスイーパーを取付けました。

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プーリーの上下動の距離は12mm程度なので真鍮板の弾性限界内に収まりそうです。
本当は間にバネ鋼を入れればいいのですが、とりあえずこれで使ってもし支障が出たら考えましょう。

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心なしかブレードの振動も少なく、運転音も静かになったような?気がします。

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2016年7月30日 (土)

スプーンラックの製作-4

スプーン受けにスプーンを架けるための溝を切ります。

溝の巾は8mm、ピッチは32mmです。
等間隔で8mmピッタリの溝を切るためにはボックスジョイントのジグを応用してブレードを溝切り用のフラット刃を付けた昇降盤で切ります。
先ず基準となる8mmの溝を正確にけがいて正確に8mmになるようにカットします。
(写真では6本分をまとめてカットしています。)

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合板にブレードの厚みと同じφ3.2の真鍮棒を32mmの位置に埋め込んだ板をマイターゲージにセットします。

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後は最初に切った8mmの溝を3.2mmの真鍮棒のピンに合わせて3回カットすれば最初と同じ8mm巾の溝が32mmピッチで正確に切れます。この作業を繰り返して550mmの角材に溝を切ります。

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縦方向に4.5mm巾の溝を切ります。

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トリマースタンドで角の面取りをし、所定の長さに両端をカットしてスプーン受けが完成しました。

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本体裏面に壁取付金具の掘り込みをフォスナービットで切ります。

ボール盤で安定して加工できるように昇降盤のテーブルにブロックを置いて昇降盤のテーブル高さを微調整して水平を出します。こうすれば長い材にも高精度な穴加工が可能です。

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上部の金具は1.5mm厚の真鍮板で作りました。

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2016年7月29日 (金)

スプーンラックの製作-3

本体の周りに曲線を描くためのテンプレートを作ります。

左右対称形でいろんな曲率を含んだ形の場合は実物にケガくよりも半分の形のテンプレートを作る方が正確でかえって早くできます。3mmの合板に縮尺図面から形を拾って描きますが、原寸で描いた時に若干変更する部分もあります。

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本体の板に入れた中心線にテンプレートを合わせて鉛筆でなぞれば墨付け完了です。
裏面にも正確な中心線を入れるだけで裏表ピッタリの墨付けが簡単にできます。

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曲線をカットする前にスプーン受けを固定するためのビス穴を加工しておきます。

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本体の収縮を考慮して取付け穴は小判穴としますが当然のことながら皿ネジではなくトラス頭の木ネジを使うのでその分の掘り込みも必要です。
平行ガイドを2本セットし、2台のトリマーに4mmビットと9mmビットをそれぞれ取付けて一度に加工します。

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ガイドの位置を動かさなくてもいいので精度の高い段付きの小判穴が加工で来ました。

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バンドソーで周囲の曲面をカットし、反り台鉋とサンドペーパーで仕上げます。

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裏表にサンダーを掛けたあと周囲に3mmの銀杏面をトリマーで加工して本体は完了です。

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オーバルボックス完成

オーバルボックスのオイル仕上が一応終了したので、表面にワックスを掛けてムーブメントを取付けました。

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今回初めて使ったシルキーオークですが(名前はオークですがオークの仲間ではなくヤマモガシ科の木です。別名のレースウッドの方がいいのかも・・・)明るい軽やかな響きです。

曲名は・・・秘密です・・・♫

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今回同時に作ったサペリの2台はすこしばかり変形が見られたので数ヶ月間放置して安定したら修正することにしました。
以前作ったサペリは同じ材を使ったのですが非常に安定していたんですが・・・木は難しいです。

2016年7月28日 (木)

古材の製材-2

一番幅広の300mmの桂です。
挽き割りをしても暴れずに安定しています。これなら30mm厚の板から13mm厚が2枚取れそうです。

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10から13mm厚(仕上がり)に挽けました。
あとは片面をプレーナーに通せば完了です。

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スプーンラックの製作-2

朝一番に3枚目の板を接ぎ合せました。

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夕方にクランプとハタガネを外して平面度を確認、板厚が薄いので少し心配でしたが手押し鉋での矩出しとクランプ、ハタガネの位置と締め具合を入念に調整したのできれいに出ていました。

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2016年7月27日 (水)

スプーンラックの製作-1

4月の個展をたまたま見に来て下さったHさん依頼のスプーンラックを製作します。

海外旅行で集められたスプーンを架けられるものですが巾53cm、高さ90cmとかなり大きな物です。
但し壁に架けるのでできるだけ軽くということで材料はウォールナッツの12.5mm厚とします。

横に5本入るスプーン掛けが反り止めを兼用します。
18cm巾のウォールナッツを14mm厚に3枚挽いて材料を揃えました。

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接ぎ合わせはいつも通りビスケットを使います。
ビスケットの位置を決めてマーキングします。

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ビスケットジョインターで掘った溝はカッターの出口方向に返りが出るのでノミできれいにさらえておきます。

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接着する前にビスケットを入れて接合状態を確認しておきます。

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気温が高いので白ボンドを使いました。このままで一晩置いて残りの一枚は明日接着します。

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木彫ドレッサーの追加製作-5

引出しの調整を終えてドレッサーが完成しました。

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2016年7月26日 (火)

木彫ドレッサーの追加製作-4

木彫ドレッサーの加工が8割方終了しました。

若干、改良を加えたり加工方法を少し変えてスピードアップをはかったりしましたが、やはり二作目は速いです。

後は引出しの調整と角の面取り、表面の仕上をすれば完成です。

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2016年7月25日 (月)

木彫ドレッサーの追加製作-3

引出しの入る本体側板と底板はビスケットで接続しますが今回のように板の中間にビスケットの溝を加工するのに、このジグがとても役に立ちます。

本当はこのジグは鍵盤を精度よく加工するために作った物ですが工夫次第でトリマーでの溝加工等にも使えます。

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引出し部の基本加工ができました。

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2016年7月24日 (日)

古材の製材

先日、ワタナベ機械さんから引き取って来た古材を製材するために長い物は半分にカットし、平面を出して厚みを揃えました。

樹種は桂がほとんどでしたが朴や栓と欅があります。はじめ銀杏かと思っていたのは檜でした。
かなり黄色っぽい色だったんですがプレーナーを架けると檜独特の芳香が漂いました。

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本日の来客

付近の花から花へゆっくりと優雅に渡り歩いて時たま地面に降りて休んでいました。

一昨日はオオムラサキに出会ったのですがせわしなく飛んで行ったので写真が撮れませんでした。

どうもここは蝶のサンクチュアリのようで、けっこういろんな種類の蝶がやって来ます。

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木彫ドレッサーの追加製作-2

今日は鏡の部分の製作をしました。

今回は鏡と鏡押さえの入る切り欠きを一段にしてコストダウンをはかったりホールドの位置を少し揚げる等の改良も加えました。

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2016年7月23日 (土)

木彫ドレッサーの追加製作

木彫作家のTさんからドレッサー(鏡付きの引出し)の追加注文をいただきました。

先日受け取って来たシナの材を製材して各部材の木取りができました。鏡の入る枠とホルダーは中央を切り抜くので中央に疑芯?の入った材を使います。

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ウォールナッツの買い付け

最近ウォールナッツを使った作品が多く、けっこうあったストックが底をついてきました。

今までは半乾燥材を買って桟積みにし、乾燥した物から製材して使っていましたが、これでは間に合わないので(自分の年も考えて)今回は乾燥材を購入しました。

知り合いの木彫作家のTさんが懇意にしておられる岸和田の材木屋、服部商店さんが北米産材に力を入れておられるようなのと、ちょうど今日、明日と「アメリカ広葉樹祭り」を開催しておられるので少し遠いですが行って来ました。

私の家から75kmありますが、高速道路を使えば1時間少しで行けます。

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早速、目指すウォールナッツの正目材です。
これらは丸太で輸入して自社工場で挽いて製材後自然乾燥と人工乾燥を施した物で割高ですが、欠点がほとんどなく、白太も少ないのでその分歩留まりはとてもいいようです。

しかしそれにしてもウォールナッツの最近の高騰ぶりには困った物です。

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こちらはTさんに頼まれたバスウッド(BASS  バースと発音するのかな?)の適当なサンプルを一枚選びました。

今までは木彫教室でロシア産のシナの木を使っておられましたが原木では輸出禁止となったようで材木屋さんでは今後このアメリカ産のバスウッドに切り替えて行くらしいです。(同じシナ科の木でリンデン、アメリカンホワイトウッドとも呼ばれています。)

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家に帰ってから服部商店さんのHPを覗くと私の後ろ姿がアップされていました!(笑)
http://www.hattoriwood.jp/
(これは購入した材が長過ぎて私の車には積めないのでカットしてもらう墨を入れている所です。今回の材はすべて柾目なのであまりあれこれ悩む必要はなかったのでスピーディに決まりました。)

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我が愛車に積み込むのをお手伝いしていただきました。

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工房へ帰って早速カットした内の一枚にプレーナーを掛けてみました。これは35mm厚に挽かれた材ですが手押しとプレーナーを通して両面で1mmしか減りませんでした! それに木口割れもまったくと言ってほどないのでかなり高額な買い物でしたが満足度は高いです。

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こちらはおまけにもらって来たアメリカンチェリーのきれいな薄板ですが(これは売り物ではなく製材時に出る物で工場では製品に傷等が付かないように下に敷いたりするために使っているらしいです。)ほとんど生材なので半分の長さに切って白太を落とし、太めの桟木をかまして思い切り締め付けておきます。一年もすれば使えるようになると思います。
幅広の薄板は箱類の底板には重宝するんです。

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2016年7月22日 (金)

お昼休み

昼休みのひと時、今日も晴天です。
工房内の気温は32℃ありますが湿度が52%なのでまずまず快適です。
この月曜日からは大陸の高気圧の影響で風が涼しいです。オイルの乾燥が速いので助かります(笑)

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空に浮かぶ雲も積乱雲ではなく、ふわふわのわた雲(積雲)がゆっくりと移動して行きます。

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こっちにも・・・

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あれ、オニヤンマのだんな、こんな所で何してるの?
ちょっと一休みじゃ〜・・ シャッターを切るとゆっくりと飛んでどこかへ行きました。

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昼寝でもするか・・・ZZZZ・・・

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2016年7月21日 (木)

オーバルボックス増産の続きその11

蓋の指掛かりを接着し、#600のスコッチハンドパッドを軽く掛けて一回目のオイルをたっぷりと塗り込みました。

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シルキーオークの箱はオイルを浸透させると色が濃くなりすぎるので今回は布袋工房特製の蜜蝋ワックスを摺り込みました。
それでもかなり濃い色になりますね。

保護用のアクリル板もカットしました。四角い箱と違って一台づつ微妙に寸法が異なるので合わせるのがけっこう大変なんです。

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2016年7月20日 (水)

オーバルボックス増産の続きその10

鍛板の表面に曲面を付けて、フロントのセンターに手掛かりを取付けるための溝を3mmのスロットカッターで切ります。

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4台分の蓋の形がやっと整いました。

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ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ

昨日の夕方はヴィオロンチェロ・ダ・スパッラによる演奏でのJ.S.BACHの無伴奏チェロ組曲No.1&3のコンサートに行って来ました。

開場はおなじみのカフェ・モンタージュです。

ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラとは聞き慣れない名前の楽器ですが簡単に言うと肩掛けのチェロです。
通常の(現代の)チェロは楽器を建てて脚の間に挟んで演奏しますが、これはギターのようにベルトで肩から吊るして演奏しますから奏法はヴァイオリンやヴィオラとほぼ同じです。

実は昨日のコンサートは1週間前に急遽決まったバロックヴァイオリニストの寺神戸 亮さんのヴィオロンチェロ・ダ・スパッラによる第2回目の演奏会でしたが私は前回も参加していたのでカフェから直接お誘いのメールをいただいて、これは行かなければ!と馳せ参じて来ました。

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そして、いつもひとひねりある映像(正にモンタージュ!)によるプログラムですが
スパッラ(Spalla)はイタリア語で肩の意味です。

https://app.blog.eonet.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=56674567&blog_id=477993

http://boreades.exblog.jp/i7/

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2016年7月19日 (火)

オーバルボックス増産の続きその9

昨日製作した特製ジグにより契りのスロットを加工。

ジグ製作には昨日丸一日かかりましたが、スロットの加工は6台分で1時間以内で終了しました(笑)

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契りを接着してはみ出した部分を切り取り、鉋とサンドペーパーで面一に整えて完了です。

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やっと蓋上面の曲面加工にかかります。

先ず、平鉋で大体の形に削りますがこれはまだまだ半分くらいです。
今日は夕方からコンサートに出かけるので作業はここまで・・。

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