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野山のおるごーる仙人

木と音楽を愛する老人のブログです。 定年退職してからは毎日、携帯圏外(時々繋がることもあります?)の山の中に隠ってライフワークの木工に励んでいます。 最近はオルゴールの音色に魅せられて作品の70%以上がオルゴールです。

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2016年9月 4日 (日)

刃の黒幕登場!

ジャジャ〜ン〜刃の黒幕登場!!

時代劇の撮影ではありません。セラミック砥石なんです。
昔のセラミック砥石は3拍子揃ってました。
1)刃物の掛かりが悪く研ぎにくい
2)平面度がいまいち
3)すぐに目詰まりして研げなくなる

これがずっと頭にあったため、セラミック砥石は敬遠してダイヤモンド砥石を使っていましたが、さすが20年以上も使うとダイヤモンドといえども切れ味が落ちて来ます。

ネットで色々調べるとシャプトン社の「刃の黒幕」なるセラミック砥石が非常に評判が良いことがわかりました。
刃の黒幕シリーズは何と#120〜#30000まで合計10種類もラインアップされており、刃物の種類や材質、用途によって最適な物が選べるようになっています。

手持ちの#10000のダイヤモンド砥石が特に調子が悪いのでとりあえず試しに#12000のクリームを買ってみましたが食い付きの良さと高い研磨力と、私がよく使うハイス鋼にピッタリの仕上げ砥石でした。

Img_7535

で、刃の黒幕の良さに惚れ込んで以下の5枚を揃えてしまいました!
左の2枚が中砥で#1000オレンジと#2000グリーン、右の3枚は仕上砥で#5000エンジ、#8000メロンそして最初に買った#12000クリームです。

粒度ごとに色分けされて、ケースもその色に似合った物なので使っていてもカラフルで楽しくなりますね♩

左下の丸いのは目詰まり除去用の「復活砥石」です。要するにセラミックの名倉砥石です。

Img_7527

セラミック砥石ですからダイヤモンド砥石と違い、刃物を研ぐと摩耗します。
摩耗した砥石で研いでも平面になりませんから砥石自体の平面を維持しなくてはなりません。
通常は同じ粒度の2枚の砥石を摺り合わせて平面を出すのですが同じ砥石を2枚ずつ購入するというのも不経済ですし、通常の人造砥石や天然砥石よりは数段硬いので擦り合わせも大変です。

そこで、またしてもジャ、ジャ〜ン「空母」の登場です。

空母は砥石の平面度維持専用のダイヤモンド砥石ですがなんと15mm厚の青銅鋳物の表面にダイヤモンドの粒子が電着されています。そして特筆すべきは±3/1000(3μ)の平面精度が保証されています。また、砥石面の修正専用なので溝の巾が広く、深さも深く作られています。

Img_7529_2

反対側にはシリアルナンバーが誇らし気に刻印されています。
必用に応じてダイヤモンドの再電着も可能とのことです。

Img_7533_2

裏面は刃物の修正面になっています。
こちらは刃物の研ぎ角や形状を修正するための面で、刃こぼれした物は荒砥で直してから使用して下さいと説明書に書いてあります。細かい溝というか穴のある部分は巾のある刃物用で細い刃物は穴のない部分を使います。

なぜ青銅なのか?
・鉄は錆びやすい・・・水研ぎをする用途には向きません。最近安価な鉄ベースのダイヤモンド砥石が売られていますが使用後すぐに拭き取って乾燥しないとあっという間に錆が発生します。平面度もよくありません(これは別の加工精度の問題ですが)一度錆が発生すると内面から腐食する可能性もあるので平面度が維持できなくなる。
・鉄は磁性を帯びやすいので研ぎカスが付着しやすい。

Img_7532

刃の黒幕を何回か使用したので空母で面直しをしました。

空母の上で刃の黒幕を研ぐとこのようなセラミックの砥粒が出ます。

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数十回研磨した刃の黒幕#8000メロンです。中央部のやや黒ずんだ部分がまだ少し凹んでいます。

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きれいに面出しができました。一枚平均5〜6分でできました。

Img_7525

面直しの終わった刃の黒幕でカンナとノミを研いでみました。

5枚の砥石が同じ平面になっているので研ぎの時間が少なくて済みます。
(粒度を順番に上げても刃の全てが砥面に当るので早く研ぎ上がります。)

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カンナの刃は#8000で研ぎ上げ、先端の2段研ぎの部分のみ#12000で仕上げます。

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コメント

はい、今まで刃物を研ぐのはかなり苦痛だったのですが、「刃の黒幕」と「空母」のおかげでこれからは刃物研ぎが楽しくなりそうです。(笑up

それにしてもシャプトン社のこのシリーズの命名や粒度による色分けには脱帽です。
ちなみに私は奮発して「空母」を購入しましたが同社のもう一種類の修正盤の名前は「なおる」でした。(笑)

な、なんですか?このシリーズは?と、言うより、このシリーズをお揃えになってこの文章を書かれてる時の満足げなお顔が浮かびます!(笑)子供のようにワクワクなさってますね~。(笑)なんて楽しそうなんでしょう!

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