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野山のおるごーる仙人

木と音楽を愛する老人のブログです。 定年退職してからは毎日、携帯圏外(時々繋がることもあります?)の山の中に隠ってライフワークの木工に励んでいます。 最近はオルゴールの音色に魅せられて作品の70%以上がオルゴールです。

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2016年4月 4日 (月)

オルガンの調律-2

今朝は室温が15℃と暖かいんですが薪ストーブをかなり盛大に焚いております!

そうです、今日もオルガンの調律をしなければならないので早く室温を20℃まで上げるためと、雨が降っているので工房内の湿度を下げるためです。(当工房にはエアコン等という文明の利器がありませんので・・・笑)

お茶もすぐに湧きますし、一石二鳥です。
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工房内の温度が安定してしばらく経ってから半音キーのパイプを昨日と同様に少しずつ切って合わせます。
昨日は昇降盤で切ったのですが、その都度発電機を回さなくてはならず、面倒なので今日はウォーミングアップ中に専用の切り函を作りました。

これで手鋸でも直角に精度よく切断できます。

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調律は一応出来ましたが各パイプの音量調整やふいご操作による音程の安定性等を調整する必要があります。
これはパイプの歌口の隙間や角度等の微妙な調整が効くのでじっくりと取り組む必要ありです。

これは一般的な木工作業より疲れますね。(笑)

2016年4月 3日 (日)

オルガンの調律-1

気温が20℃くらいで安定して来たのでいよいよポルタティーフオルガンの調律にかかります。

最近は便利な物がありまして、これはスマホで使えるチューナーです。

切り替えで基準音の発生と拾った音の高さを表示してくれる2つのモードがあります。

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調律は各パイプの長さを少しずつ切って合わせます。
切りすぎると元に戻せないので慎重に少しずつ切ります。(切った物を貼付けるという手はありますがみてくれが悪くなるのでこれは絶対に避けたい所です。)

今日は気温の安定した午後から始めて半音キーを除くキーの調律が一応できました。

しかし、ふいごを押す力によっても音程は微妙に変わるので、ふいごはいつも一定の力で押さなければなりません。
本当はふいごとレジスターの間にアキュムレーター(バッファータンク)があればいいのかもしれません。
演奏はキーボードよりふいごの操作の方が難しいかもしれません。

夕方になって気温が少し下がって来たので半音キーは明日にします。

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2016年2月20日 (土)

ポルタティーフオルガン製作再開

昨日、時の音色さんがお願いしていた側板とふいごの後板に装飾の絵を描いて持って来てくれました。

モチーフは「天使」あるいは「妖精」の羽根と「ちょっとアンティーク」風です。
ロココ風の深みを帯びた色の薔薇と天使の羽根を思わせるスクロールがすばらしい!

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早速、側板を本体に取付けました。

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右側にも同じ薔薇が

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ふいごの裏板にはさりげなく天使の羽根をイメージしたスクロールです。
これは聴衆からは見えませんが演奏者の密かな愉しみ?です。

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側板と後板に絵が入って全体が引き締まりました!

いよいよ気温の安定した日に調律をしなくてはなりません。

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2016年2月18日 (木)

オルガンのふいご作り直し

ポルタティーフオルガンの側板の絵がそろそろ出来て来そうなので分厚い牛革で硬かったふいごを薄手の山羊革で作り直しました。

2回目なのと組み立て時の改良部分等も確認しておいたので非常に手際よく作業が進みます。

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接着完了です。
革がずいぶん柔らかいので組立て、接着も非常に楽できれいに仕上がりました。

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2015年10月12日 (月)

オルガンの製作 その-27 本体の組立て準備

パイプ固定の行程が終わったのでこれでやっと側板を外して接着部分をマスキングし、オイル仕上げができます。

その前に前板の裏にパッキンとなる革を貼ってもう一度ふいごを取付け、ガスリークの確認と音出しテストを行います!♪♫♩♬

まだ調律は出来ていないので音程は合ってませんが、音階らしきものが奏でられます!
また、各パイプの音量にも多少のばらつきがあるので、完成後、調律とともに各パイプの空気量を調整しなくてはなりません。まだまだ先は長いです。  
Festina lente !! (笑)

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各パーツを全てバラバラに外してオイル仕上げを行います。

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左右の側板の丸い部分には時の音色さんに絵を描いてもらいますのでオイルはかけません。

絵が出来て来るまでは約一ヶ月続いたポルタティーフオルガンの作業はお休みです。

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オルガンの製作 その-26 パイプの取付-2

固定用ブロックが接着できた後列のパイプを全て差し込み、垂直と隣のパイプの間隔を確認して2mmの真鍮釘をブロックに差し込んでパイプ固定ビームに軽く押して仮固定します。

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後列のパイプを固定した状態で前列のパイプを差し込んで後列と同じように2mmの真鍮釘を差し込んで位置を決めます。

前列、後列の釘をほんの軽く打ち込んで固定ビームに穴開け位置をマーキングします。

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固定ビームを本体から一旦外し、角度穴あけジグとバイスを使ってボール盤でφ2.5の穴をあけます。

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固定用の釘は先端の尖った部分をヤスリで丸めておきます。

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固定ビームを本体に取付け、パイプを差し込んでみました。
まずまずの出来です。

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2015年10月11日 (日)

オルガンの製作 その-25 パイプの取付-1

フルーパイプはオルガン本体にφ8の真鍮パイプを介して差し込むだけですが、安定して整然と並ぶようにパイプ上部をホールドする部分を作ります。

まず、山桜の材から□11.5mmの角材を作り、長さ18mmに切り揃えます。
この角材のセンターに真鍮の2mmのピン(真鍮釘を使います。)が通るように孔を開けますが、正確に中央に開くようにセンターを出します。

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けがいたセンターに正確にポンチを打ちます。
ど真ん中に孔を開けるための重要な行程です。

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旋盤に4ツ爪チャックを取付けて2mmのドリルで穴開けします。
細い孔は高速回転で加工しますが、孔が深くなると切り粉の排出が悪くなるので途中でドリルを戻して切り粉を排出します。
無理矢理開けると中でドリルの先端があらぬ方向に行ったり孔が広がったりします。また、ドリルの寿命も短くなります。

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孔を開けたブロックの先端を本体のパイプホルダーの角度に合わせてカットしますが、今回この新兵器?を使ってみました。
(取付けてしまえば見えないので直角のままでもいいんですが、面がピッタリ合ってないと何だか落ち着かないので・・・)

マイタートリマーと言われる物で留め切りや直角切りの仕上げに使う物ですが、フェンスを0〜90°の任意の角度にも固定できます。今回は52.5°にセットしました。
留め切りの場合は写真のロックピンの位置でフェンスが正確に45°にセットできます。

要するに超強力押し切りですが、分厚い加工は出来ませんので薄くスライスしていく感じです。
こんな小さい物でも安定してカットできます。(これを昇降盤で安全に行うにはかなりタイソウなジグが必要となります。)

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こんな切り屑が出ます。
左上の斜めの刃がブレードです。(ギロチン?)

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パイプに取付けるブロックが出来ました。

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昨日パイプにマーキングした線の0.5mm上にブロックを接着します。

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今日は昼前に買い物と午後から大阪ガスの点検があるので家で待機しなければなりません(軟禁状態?)ので作業はここまで。

待ち時間の間にブログアップ完了です。(笑)

2015年10月10日 (土)

オルガンの製作 その-24 本体の仮組立-1

今日は朝から気合いを入れて彫刻刀を真剣に研ぎ(いつも真剣に研いでいるんですが・・特に念入りに!)昨日の彫刻の粗彫りを仕上げました。底を三角刀でさらって、二つ折りにしたペーパーで掃除して彫刻は完成です。

早速、側板、前板を仮組しました。背中にふいごも取付けて空気を送ってみます。
まだ前板の裏にパッキンが入っていないので少し空気漏れしますが、他の部分は大丈夫のようです。(気密構造には少々自身がありますので・・・笑)

牛革のふいごが少々重い(重量も操作感も)なあ・・・折り畳む部分の裏鋤きをもっとするべきだったかも、山羊革か鹿革の方が良かったかもしれません。

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鍵盤両サイドの飾り板を現物合わせで長さをカットします。

フルーパイプ間の隙間が少し狭いのでパイプの仕上げを兼ねて両側を0.5mm削ることにします。

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前列のフルーパイプを抜き取り、パイプ固定板を所定の位置に仮止めします。
最終的には側板に接着しますが補強用の極細木ネジをねじこみます。締める時にずれないように反対側をしっかりクランプしておきます。

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各パイプに固定板の位置をマーキングしてから外します。
前列のパイプも同様に固定板の位置をマーキングします。

背板上部の飾り板も長さを合わせてカットしておきます。

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2015年10月 9日 (金)

オルガンの製作 その-23 鍵盤の製作-4

旋盤にフェルトバフを付けてキーを磨きます。ローズウッドも楓もオイルの吸い込みが少ないのと連日の秋晴れでオイルの乾燥が早く、朝と夕方の2回バフ研磨ができました。

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鍵盤、完成です!
なかなかいい感じになりました!

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オルガンの製作 その-22 本体の組立=側板と前板の装飾-2

側板と前板、鍵盤押さえ板の彫刻が一応、完成しました!

明日もう一度冷静な?目で見て、確認し、不備な所を修正して彫刻の最終仕上げを行おうと思います。

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鍵盤押さえ板には山桜を使いましたが、これは正解でした。
桜材は硬いのですが、欠けたりせず目に流されないので細かい文字や線の彫刻は非常にやりやすいです。
さすがは昔から版木に使われてきただけのことはあります。私の感触では朴や桂より彫り易いです。
しかし、これを側板や前板に使うととても重くなってしまいますので軽いサペリを選びました。

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2015年10月 8日 (木)

オルガンの製作 その-21 本体の組立=側板と前板の装飾

前板には「Festina lente」 の文字を彫刻します。ラテン語で ”いそげ、ゆっくり” の意味です。
私の好きな言葉の一つです。

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側板は形が割と特異なので、下の部分にだけ装飾を入れます。
飾り罫を彫刻し、円の中に時の音色さんに絵を描いてもらうようお願いするつもりです。
もちろん、左右違う絵で・・・(笑)

こうすることにより円の外側はオイルフィニッシュ、内側は絵に適した下地や仕上げができます。

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今日は右側の側板だけ彫刻ができました。

私は彫刻があまり得意でないので集中してできません。最近、視力が衰えてヘッドルーペをかけないとどこを彫ってるのかわかりませんので(笑)それがとても疲れるのです!
それと今の季節だと3時頃までが勝負です。夕方になると光線が弱くなって、さらに見えにくくなります。

明日は朝からがんばって、もう1枚の側板と前板ができるかな?

ほんとうは集中して全てを一日で仕上げる方が私の場合はいいと思うんですが・・・一日経つと彫り方が変わってきてしまうのです。

彫刻専門の方は大作を何日もかけて同じ調子で彫り上げられますので凄いなあと感心してしまいます。

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彫刻前の写真とずいぶん色が違いますが場所、時間、光線の具合ですね。
本当の色はこの中間くらい、どちらかと言えば彫刻前の写真の方に近いです。

オルガンの製作 その-20 鍵盤の製作-3

キーを押した時に当るストッパーに革を接着して木ネジで取付けます。

キーをいっぱい押した時にカタカタ音がしないようにと、操作感をよくするためです。

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キーを外してオイル仕上げ、一回目はキーをオスモカラー エキストラクリヤーにドボ浸けして拭き取ります。
一回目の乾燥中です。一晩置いてからフェルトバフで研磨して、今度はウェスに付けたエキストラクリヤーで拭き込みます。
表面がツルツルになるまでこれを繰り返します。

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この作業が終わると鍵盤とアクション部の製作は完了です。

2015年10月 7日 (水)

オルガンの製作 その-19 鍵盤の製作-2

シャープキーの側面を豆鉋で山形に削り、全ての角の糸目を取ってサンドペーパー、スチールウールで仕上げます。

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ナチュラルキーは軽くするために先端の50mmをトリマースタンドで裏鋤きします。
これで20%は軽くなる計算です。

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うん、なかなかいい感じになってきました。

この後、各キーは表に出る面をバフ研磨とオイル仕上げを何回か繰り返します。

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2015年10月 6日 (火)

オルガンの製作 その-18 鍵盤の製作-1

ナチュラルキーは11個で260mm巾が必要ですが、ちょうどいい楓は180mmしか巾がなかったのでシャープキーのない部分で3枚に分けて木取りしました。
鍵盤の図面を貼付けてc'〜f"の記号を書いておきます。(切り離すとわからなくなりますので・・笑)
ヒンジ(支点となるφ3の真鍮棒)の入る溝やフェルトで押さえる面の段欠きを昇降盤で切ります。
手前の見え掛かりの凹加工もトリマーテーブルで予め加工しておきます。

シャープキーは厚みが少し足りなかったので裏に4mm厚のカリンを貼付けてから溝加工と手前に30°の傾斜をトリマーテーブルで付けておきます。

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ナチュラルキーにシャープキーが入る部分の両端に昇降盤で切り込みを入れます。
加工高さが75mmあるので安定して切れるようにマイターゲージに特製のフェンスを作って取付けています。
フェンスと一緒にカットするのでカエリも出ず、ビビらないのできれいにカットできました。

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糸鋸で切り取り、ノミで仕上げます。
この後糸鋸で各キーに切り離します。切り離した後、キーの裏にもフェルトペンで音階を書いておきます。

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切り離した各キーの側面を定盤の上に置いた#240のサンドペーパーで慎重に摺って厚みを合わせます。根気のいる作業です。
厚みの揃ったキーを仮に並べてみました。

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ヒンジの部分です。
φ3の真鍮ロッドにキーに切ったU-溝が嵌っているだけです。フェルトを貼った板で上から押さえます。
各キーの間にはキー同士の干渉を防ぐため0.5mm厚のワッシャーを入れています。

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キーを押すとステッヒャーが押されて該当するパレットが下がります。
ヒンジの部分が心配でしたがけっこううまく思い通りにできました。
(アントレ誌の記事に載っていた方法ではキーの隙間が大きくなりガタも多くなるような気がしたので今回は自分なりに考えた方法で製作してみました。)

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各キーを押して引っかかりや隣のキーとの干渉がないか、操作感等を入念にチェックします。

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鍵盤とアクションの部分がだいたい完成しましたが、まだキーの微妙な高さ合わせや隙間の微調整、面取りと表面の磨きをしなくてはなりません。

シャープキーは太く見えるので前から見た形を台形になるように両側面の上部を削ることにします。

いやいや、楽器作りは大変ですが、これははまってしまいそうですね♬。(もうすでにはまってる?・・笑)

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2015年10月 4日 (日)

オルガンの製作 その-17 本体の製作-3

アクション部分がだいたい完成したので、いよいよ鍵盤の製作にかかります。

鍵盤はパイプと並んでオルガンの「顔」ですから手持ちの材の選りすぐりの物を使います。
当初、古楽器のようにナチュラルキーに黒、シャープキーに白を使うつもりでしたが、見た目が重くなりそうなのでモダン楽器と同じようにナチュラルキーに白い楓を使うことにしました。あまり特徴のある杢では少々嫌味なので目の通ったおとなしい物を選びました。元の材は厚みが38mmだったので17mmに挽きました。
シャープキーには32mm厚のインディアンローズウッドを使います。黒檀等に比べると木目がはっきりしていますが、かえって面白いのではと思います。

どちらも傷や細かい割れがない部分だけを使いますので贅沢な使い方です。

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ついでに前板(ウインドチェンバーの前蓋となります。)も側板とおなじサペリの木目のきれいな部分で捻れや反りの出ていない物を木取りしました。
中央にラテン語で「Festena Lente」の文字を彫刻します。

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今日は午後からギャラリー翔へ共鳴箱を撤収しに行くので作業はここまでです。

2015年10月 3日 (土)

オルガンの製作 その-16 アクションの組立

昨日、パレットを押さえるスプリングが出来たので背板に底板と基盤を接着してオルガンの心臓部、鍵盤を除いたアクションの組立をします。

側板を接着してしまうとスプリングやパレットの動きを調整するのがやりにくいのでこの状態で行います。
しかし修理の時は前からしかアクセスできませんので専用のスプリング取付け/取外し用ジグを作っておかなければなりません。側板にもガスケットを入れて取外し出来るようにすれば簡単ですが構造が複雑になるのと、いちばんの問題は重くなってしまいますので、前板のみ取外しが出来るようにします。

パレットとスプリングが全部取り付きました。

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鍵盤を押すと対応するステッヒャーが鍵盤に押されてパレットが下がり、スリットを空気が流れてパイプを鳴らします。

1本ずつステッヒャーを何度も押して、引っかかりがないか、戻り具合や押す力(スプリングの強さ)のばらつき等を入念に確認しておきます。
スプリングの両端の曲げ角度や傾き等が不揃いだとパレットに捻れの力が働いてスムーズに動きません。
少しでも戻りの遅い物はスプリングを一旦外して角度を微調整します。

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背板の裏側の空気吸い込み口にフラッパーバルブ(ぱたぱた弁)を接着しました。背板全面にふいごが取り付きます。

ふいごを押さえた時にはフラッパーが空気の圧力で押されて閉まり、下の孔から空気がウインドチェンバーに送り込まれます。ふいごを引いて膨らませると負圧になってフラッパーが開きます。

ヒンジに革を使うのはノイズを発生させないためと気密性を保つためです。

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弱いバネでも18本もあると基盤と底板の手前の方がが少し開いてきます。
最終的に側板に接着する支柱を仮に立ててクランプで軽く押さえておきます。

側板や前板にはこの後彫刻等の装飾を入れるため、しばらくこのままで待機です。

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オルガンの製作 その-15 本体の製作-2

鍵盤の左右となる部分にわずかなアールを付けます。
豆がんなで大体の形に削ります。

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入隅の部分はブルノーズを外したチゼルプレーンが活躍します。(初めて実際に使いました!)
ノミで仕上げるよりずっと簡単にできてしまいます!! 仕上がりも一定できれい。

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微妙なアールができました。

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側板のトップの部分にもアールを付けてみました。

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側板に底板、基盤、背板を締結する木ネジの頭を隠すためのダボを加工します。
丸では面白くないので6.35mmの角ノミで深さ5mmの角穴を掘ります。
6.35mm巾の突きノミできれいに仕上げます。センターに2.5mmの貫通穴を開けて完了。

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2015年10月 2日 (金)

オルガンの製作 その-14 スプリングの製作

ピアノ線が昨日入荷したので早速パレットを押さえるスプリングを作ります。
材質はSWP-A(JIS)φ1.5です。

鋼線を巻くのにちょうどいい物がありました。バンドー君の平行ガイドとして使っているL板にパイプを固定した物です。
パイプの径がもう少し細い方がいいのですが、まあいいでしょう。

L板の上にトラス頭の木ネジを埋め込んでピアノ線のストッパーとしました。
反対側の先をプライヤーで掴んでパイプに巻き付けます。

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スプリングバックでかなり戻りますが、とりあえずはこんな形に18本巻きます。

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いちばん下のが出来上がりです。

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スプリングが18個できました。
少々巻き具合の悪いのもあるので本体に取付けるまでに修正しなければなりません。

指の方のバネがかなり疲労したので修正は明日にしましょう。(笑)

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本体の底板に取付けるスプリング受けを作っておきます。
割と力がかかるパーツなので楓を使いました。

まずスプリングの先端が入る穴をφ2.3のドリルで18カ所開けます。穴の位置はパレットの相対位置です。
穴の位置を通るように深さ9mmの溝をバンドソーで入れます。バンドソーの刃の厚みは0.9mmなので、この溝を刃の厚み1.5mmの回し挽き鋸で拡げます。切った溝の巾が1.6〜1.7mmになるのでφ1.5のピアノ線がぴったり入ります。

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2015年10月 1日 (木)

オルガンの製作 その-13 本体の製作-1

12mm厚に製材したサペリの材から側板、前板、ふいごの表板を切り出します。
後板は12mm合板ですが前から見える部分はサペリの化粧板を貼ります。

側板は左右で高さが異なります。裏面(内側)にウインドチェンバーとなるエリアを鉛筆で毛書いておきます。

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側板の内側には背板やパイプ基盤、底板等がはまり込む溝を昇降盤とトリマーで彫っておきます。
面倒ですがこうしておくと接着時にずれないし仕上がりやウインドチェンバーの気密性もよくなります。

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仮組して接合部の具合や直角度を確認しておきます。

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フルーパイプを立てて固定板の角度を決めます。
固定板は前列と後列のパイプの中間に最終的に取付けます。

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かなり具体的な形ができてきましたが側板の形等まだ切りっぱなしで単純に角張っています。
オルガンらしく、飾りや面取り、簡単な彫刻等を入れるつもりです。まだまだこれからです。

2015年9月30日 (水)

オルガンの製作 その-12 ふいごの製作ー2

ふいごの内側に貼る三角板の面取りをして板と革の両側に革用ボンドを塗り、しばらく置いてから接着します。
接着したらフェルトを貼った木槌でまんべんなく叩いておきます。

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中央をくり抜いた5mm厚の側板を当てて革で包み込むように接着します。

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折り畳んだ状態です。圧力を加えればもっと、ペっちゃんこになりますが、革がまだ硬いので戻ってきます。

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右はオルガン本体の裏板兼ふいごの後板で空気吐き出し口と吸い込み口(大きい方)の穴があります。
吸い込み口にはフラッパーバルブが付きます。

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後板にセットしてフラッパーバルブとの干渉具合等を確認しておきます。

ふいごの表板(パフパフする方)は本体に取付後、バランスを見て現物合わせで作成します。

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